タツノオトシゴは保護色と直立姿勢を生かして海草の茂みに紛れ込む優れた擬態生物であるが、 その特異な性質がいつどのようにして身に付いたのかはこれまで謎とされてきた。 しかし今回、新たな研究によってその謎がようやく解明されたという。 海草藻場では、水平方向に泳ぐ魚は環境を利用してうまく隠れることができず、 すぐに捕食魚の餌食となってしまう。 タツノオトシゴの祖先は、その解決策として