東芝やシャープが日本から一部製品の生産撤退を決めたと記したが、これは序の口だ。 本当に残念でならないが、日本の大手製造業は日本という国そのものに愛想を尽かし始めた。 2000年代前半、多くの日本メーカーは国内工場を新たに立ち上げ、相当の雇用創出を実現した。 それは出口の見えない地方経済にとっても大きな意味をもったはずだ。 その前提が製造現場への派遣労働を認めたことだった。