わたしは、いくら知らなかったとはいえ、 ほんのわずかな一握りの食料のために自分の父親を石でたたき殺した男さ。 ふふふ、それからというものは、一度も満腹したことがないから、 胃袋は小さく小さくちぢこまる一方-おそらく子ども並だろう。 許容量が決まってしまい、なにを食ってもすぐに満腹してしまう。 したがって血となり肉となる消化量も決まり、 体重増加の心配などしたくともしようがない…。減量苦だと? はっ、そんなものわたしに言わせるなら、 少なくとも過去に腹いっぱい食った時期がありだらしなく胃袋を拡げてしまったやつの贅沢