個人投資家に人気の「外国為替証拠金取引(FX)」で、 金融庁が今夏からの実施を目指す規制強化に猛反発が起きている。 預けたお金の何倍の取引ができるかを示す「証拠金倍率」の 上限を現在の無制限から段階的に25倍まで引き下げる措置で、 数百倍もの売買ができるギャンブル性の高い取引を制限するのが狙い。 金融庁は29日まで一般から意見を募集した上で実行に移す構えだが、 FX業者や投資家からは「投資は自己責任が原則」と反対の声が殺到。 自民党内にも規制に否定的な声が多く、すんなり進むかどうか微妙な情勢だ。