須賀啓一(カンニング竹山)はどこにでもいるサラリーマン。 毎朝、仏頂面でテレビを見ている妻・勝子(寺島しのぶ)から お小遣いとして500円玉1枚をもらって出勤、満員電車に揺られ、 必死で働くも給料は雀の涙ほどという典型的な小市民生活を送っている。 ある日の朝、満員電車の中でお年寄りに座席を譲る女子高生・宮野涼子(忽那汐里)と遭遇。 彼女に興味を持った須賀はこっそり後を追いかけたのだが、 人混みに押されてコケてしまい、大切な500円玉も彼女も見失ってしまう。 しかし、哀しみ暮れる須賀の前に、天使のような微笑みで彼女は立っていた。 彼女との出会いは、何ひとつ良いことのなかった須賀に訪れた、初めての恋だった 少女が心配なだけという純粋な動機を理解されずストーカーと間違われ不気味がられてしまう主人公の悲哀が見どころ