> 2009/06/28 (日) 23:55:55 ◆ ▼ ◇ [qwerty]> ロサ・カニマン!(;´Д`)
「チーズ!チーズ!」
バタ子さんが愛犬のチーズを呼んでいます
「バタ子さんどうしたんですか?」
アンパンマンが問いかけます
「あ!アンパンマン!実はチーズがいなくなっちゃって…」
バタ子さんはとても心配そうです
「あそこにカニマンがいるじゃないですか聞いてみましょう」
アンパンマンはパン工場の裏手に座り込んでいるカニマンにチーズの行方を聞いてみようと
提案しました
「いいわね、そうしましょう」
バタ子だんも賛成のようです
ーーーーーバリバリ、クチャクチャ。バリバリ、ムシャムシャ。ズズズズズズズズ
近づいてみると何かをススルような噛みしめるような音が聞こえます
疑問に思いながらアンパンマンはカニマンに声をかけます
「やあ!カニマン!チーズを見かけなかったかい?」
カニマンはそれでも動きをやめません
何も聞こえていないかのように「ある作業」に没頭しています
今度はバタ子さんが尋ねます
「ねえ!カニマン!うちのチーズみなかった?」
それでもカニマンは答えません
ーーーーーーズズズズズズズズズ、バリバリ。ゴクン。
何かを飲み込むような音が聞こえた後、カニマンはそれまでの「作業」をやめると
口を拭ったような動作をしゆっくり振り向きます
「いえ、見ませんでしたけど。どうしたんですか?」
「うん…チーズがいなくなっちゃって…」
バタコさんは答えます
「心配ですね。僕も探すの手伝いますよ」
「ありがとう!」
バタコさんはうれしそうです
「手分けして探しましょう。アンパンマンは上空からあたりを見回してください。
僕とバタ子さんは上空から見えない森の中を捜します」
カニマンは提案します
「そうだね。じゃあいってくるよ。そっちも頼んだよ」
アンパンマンはそういうと上空へ飛び立っていきました
「さあ。バタ子さん森の中へ探しに行きましょう」
「そうね。チーズ大丈夫かしら?心配だわ…」
「大丈夫ですよ。すぐ会えますから。心配しないで。すぐに…すぐに…」
そういって二人は森の中へ消えて行きました
参考:2009/06/28(日)23時54分50秒