2009/06/30 (火) 22:36:03        [qwerty]
結婚の話が出た
相手は小学校の頃からの付き合いのある30の女性
漏れも同じく30歳、彼女居ない暦30年の地方公務員だ
彼女は18で田舎を出てから今まで12年間東京で暮らし去年田舎に戻ってきた
俺は地元の大学を出てそのまま地元の役所に勤めた
俺は彼女が好きだった、家が近所という事もあり中学くらいまでは仲も良かった
高校に進学すると彼女に彼氏ができ、精神の防衛のため俺はオタクになった
彼女はハッキリ可愛かったが俺はまあ不細工だと思う
そんなこんなで仲良しだった彼女と俺の道は別れ高校卒業後彼女は東京へ行った
たまに実家に帰ってきた彼女と立ち話をするぐらいの接点しかない時間が続き
でも俺はその時間に期待し、あるいは楽しみにする程度に彼女が好きだった
去年彼女が帰ってきた
彼女の友人連中は殆ど結婚しており、暇なのは家も近所の俺ぐらい
暇さえあれば話したりマンガの貸し借りをしたりした、セックスとかはない。
その合間合間に東京での彼女の暮らしや恋愛遍歴など聴き
最早オタク的遁走を試みる事すら辛くなっていた俺はその度に腹を下した
しかし彼女と俺のそれこそ中学生だった頃のような関係は続いた。
先週彼女が「結婚しない?私と」と言った。
俺は嬉しかった、嬉しかったが何か引っかかるものがあり
「少し考えさせてくれ」と返した。
俺は考えた、そして結婚してもいいと思った。
しかしその前に彼女に語るべき思いがある事にも気付いた。
これを話さなければ結局二人の結婚生活は欺瞞に満ちたただのママゴトに終わるだろうと思えた。
だから今日言った。
「女の人の一番いい時期っていうのは十代の中盤から二十代にかけてだと
 思う。俺はその時期の君を知らない。でも世の中にはその時期の君を知
 り、それこそ泣き笑いした男が何人もいるんだよね。俺が恋焦がれてや
 まなかった当時の君とそれこそ楽しい思い出を作った男が何人もいる。
 俺にはそんな思い出はない。俺と君が結婚して、30の君は既に中年の
 疲れたオバサンだ。俺はこれから君が老いさらばえてダメになっていく過程
 をずっと見続け、そしてそういう君を養っていかなければならない事に
 なる。俺が本当にしたかった君との付き合いはもう出来ない、そういう
 思い出が一つでもあればこんな事は言わないでも良かったんだ。
 それこそ俺は何度も言ったはずだ、君の事が好きだと。その度に笑って
 流されて今。俺はどうしてもこれを君に言わなければならないんだ。
 何で俺なんだ?俺は廃品回収の業者じゃねえんだ。何で俺なんだ今更
 今更君が俺に何が出来るっていうんだ?」
言い終わると彼女はワナワナと震えており、俺は少々びびった。
無言で立ち去る彼女を俺も無言で見送った。
この話を聴いて尚、彼女が俺との結婚を望むのなら俺は全力で彼女を幸せにしようと思う。
俺の問いに答える必要はない。ただ聴いてくれれば、そして結婚を望んでくれればと思う。

はあ(;´Д`)マジでシンドかった。