2009/07/03 (金) 05:32:28        [qwerty]
赤く暮れる 校舎の裏で
わかりあえない もどかしさに殴り合い

切れた唇 血の味と痛み
悪ぶることが 勇気だと信じてた

こみ上げてくる 熱い何かを
押さえるすべも 知らなかったのはTEENAGE

コンクリートの 教室は暗く 冷たく感じ背を向けてたけど
少年を卒業する日 振り向いて見た景色を
そっとそっと胸に刻んだ

誰もの背中 くたびれた気配
同じような コートを着た人の群れ

鳥も飛ばない 切りぬかれた空
西日のビルの ため息で枯葉が舞う

見かけの自由で 飾り立てられ
目に映るのは ついに渇き果てたTOWNSCAPE

ああ人ごみで 不意に肩を押され 交差点の途中で立ち止まる
渡りきる前になにか やり残している気がして
僕は僕はたまらなくなる

ラッシュのホームで 首をすくめて
血の気のない 風景に埋もれてないか?

網棚の上 置いて行かれた
雑誌みたいな 気分に浸りきってないか?

偽りの歌 歌ってないか?
偽物の夢 買わされ続けてないか?

傷つくことに 怯えてないか?
ひたむきでいたい 自分をだましてないか?

いたずらに時を 憎んでないか?
招かれるままに 明日へ流されてないか?

汗も流さず 甘えてないか?
生ぬるい部屋 飼いならされちゃいないか?

見ないふりして 逃げていないか?
物分りのいい ふりをして諦めてないか?