2009/07/17 (金) 09:40:58        [qwerty]
症例は28歳男性で落下したアルミ材が頭部にささり受傷した。
単純X線像でアルミ材の一端がくさび状となって頭蓋骨に刺入しており,
CTで頭蓋骨内に血腫,挫傷は認めなかったが,アルミ材は頭蓋骨を貫通していた。
開頭術を行い,craniotomyにて陥入したアルミ材と共に骨片を取り除いた。
アルミ材は頭蓋骨を貫通していたが,硬膜損傷は認めなかった。
骨片は戻さず,チタンプレートをあて閉創した。
術後経過は良好で7 日間のセファゾリンによる抗菌薬療法を行い,
第9病日に軽快退院した。