2009/08/06 (木) 01:27:20 ◆ ▼ ◇ [qwerty]「なんで働いてるの?」
「世の中に働く人がいなかったら、どうなると思う?
ご飯を食べようと思っても、お米を作るお仕事をしている人がいない。
お水を飲もうと思っても、人が飲めるようにキレイな水にしてくれるお仕事をしてる人がいない。
今住んでるお家も、大工さんが働いて作ってくれたもの。
よく見回してごらん?当たり前に揃っているように見えるけど、
みんな、いろんな人がお仕事をしてくれたから、揃っている物や環境ばかりだよ。
昔は、自給自足といって、全て自分の力で揃えたようだけど
段々、人間は協力しあって生活する、協力し合って必要な事を分け合う事にしたの。
周りを見てみると、お友達でもいるでしょう?
絵を描くことが得意な子、力持ちな子、工作が上手な子・・・・いろいろ。
その人ができる事をその人にしてもらったら、うまく行くと思わない?
でも、得意なことじゃなくても、それを教えてもらって
自分のできる事(仕事)としておぼえて、それを誰かにしてあげることで
御礼としてその人が作っている野菜をもらったりして、
交換っこしてたんだよね。
それが今では、お金、になってる。
あなたがパンを買いにパン屋さんへ行く。
そこでお金を払うと、パン屋さんはそれで自分の生活ができる。
で、そのお金の一部でパンの材料を買って、またパンを作る。
パンの材料はどこで買う?
小麦粉やバターなどが買えるお店でしょ?
そこにパン屋さんはお金を持って買いにいく。
するとそのお店はお金がもらえて・・・
という風に、お金はみんなの間を回っている。
でも、それを回してるみんなが、そのお金の一部を使いながら生活して
自分のお仕事に必要な材料も揃えられて、
そして、パンが必要な人にはパン屋さん、野菜が必要な人には八百屋さんやスーパー、
というお仕事があって、みんな助かってる。
結局は、お金をもらうためにお仕事してることになるんだけど、
お仕事をすることは、誰かのためになってるんだよね、自分の見えないところでも」