オールスター戦の際は試合後選手全員で入浴するのが常だったが、 他の選手は皆堂々と前を出しているのに張本だけは常にタオルで股間を隠していた。 これが気になってしょうがない野村が洗髪中にいきなりタオルを剥ぎ取ると、 動揺した張本は逃げるように風呂場から立ち去った。 後年張本にはささやき戦術が全く通用しなかったが、 「おいハリ、お前は態度はでかいのに、ナニは小さいのう」と野村が この時の事を揶揄すると、張本は赤面する程に狼狽し効果てきめんだった。 ただし次の打席では張本の報復に遭い(前述の空振り殴打)、 結局この戦術は1打席しかもたなかった。