2006年に始まったばかりの新司法試験が、岐路を迎えている。合格率を引き 上げ、法曹人口増加を 目指して導入されたはずの新制度なのだが、合格率は初回から年々低下。つ いに「3割割れ」と、 過去最悪を更新した。当初は合格率「7~8割」が想定されていただけに、受 験生からは「みんな、 この制度は『国家的詐欺』だと思っている」との悲鳴も聞こえてくる。