>  2009/09/20 (日) 11:09:35        [qwerty]
> > 崖とか名所の昔ながらの名前の由来ってそういうのが結構多いよな
> > 薄幸の未亡人が飛び降りたとかどっかの和尚が飛び降りたとか(;´Д`)
> 童貞生き残りの谷
> という名前から想定できる物語を

その谷には人を惑わす花粉を飛ばす花が咲いておりました
その花粉を吸い込むと目の前に美女が現れ恍惚の世界に誘うといわれ
断崖絶壁の谷に咲いているにも関わらずやってくる男は後を絶ちません
ある男は死に別れた初恋の娘と結ばれながら滑落し
ある男は嫁に出た自分の妹とのまぐわいを味わいながら転げ落ちていきました
その谷の噂を聞きつけた一人の自殺志願の童貞が「どうせ死ぬなら(;´Д`)」
と一人がけっぷちにたたずんでおりました
崖下を眺めると一輪の花
そう例の花です
童貞は命綱もつけず果敢に崖を下り見事花を手にしました
期待に夢を膨らませ花粉を吸い込むと美女が出るのを待ちました
しかし出てきた美女はしっかりと衣服をまとったまま微笑みかけるだけ
童貞は彼女に触れることも衣服の下の肌をみることすら適わなかったのです
そう童貞は童貞でした
女の裸を見たこともましてや触れたこともないのです
幻の女はあくまで頭の中の存在
頭の中に何の手がかりも無ければ具体的な形とはなり得ないのです
嘆き悲しんだ童貞はそのまま谷から身を投げようとしましたが
「この花を売った金で女を買おう(゚Д゚)」と思いつき
崖を上るとそのまま麓に消えてゆきましたとさ

参考:2009/09/20(日)10時53分50秒