眠りについた世界で、砦を守る5人の少女達が奏でる、優しく心揺れる日々――― それは――近くて遠い未来。 長すぎる戦争の爪跡は大地を汚し、世界は静かな衰退の季節を迎えていました。 人の消えた街、魚の住めなくなった海、遙か昔の兵器。 それでも空には光があふれ、どこからか金属の音色が高らかに響き渡ります。 空深カナタ、15歳。 小さな憧れと大きな夢を抱いて軍に入隊した少女の、騒がしいほど明るくて、 ちょっぴりせつない毎日が今、始まります―――。