> 2009/10/08 (木) 19:18:39 ◆ ▼ ◇ [qwerty]> とある休日の午後、股間の疼きに誘われて、俺はいつもの公園に向かった。
> そこは一部の奴らにはハッテン場として有名な場所だ。
> 到着するなり、俺の眼は野獣と化し、獲物を物色し始める。
> いた!池のほとりのベンチに腰掛け本を読んでいる、ガチムチ筋肉野郎を発見。
> 背はそんなに高くなさそうだが、短髪に彫りの深い顔立ち、
> 何よりTシャツから覗く極太の腕が食欲をそそる。
> たっぷりとした筋肉の上に、うっすらと滑らかな脂肪の層が乗っているのがたまらねえ。
> よし、今日はあいつにしよう。そう決めて声を掛けようと近づいていったその時だった。
> 「ごめんごめん、遅刻しちゃったね」
> 俺の横を通り過ぎて、そいつに近づいていったのは20歳くらいの女だった。
> キャミソールにミニスカート、普通に可愛い顔でスタイルもいいが、興味ねえ。
> そのままその女は雄野郎と腕を組んでどこかへ行ってしまった。
> 畜生、ノンケだったのかよ。何てこったい。
> 結局その日は他に相手も見つからず、失意のまま公園を後にした。
> とある休日の午後、股間の疼きに誘われて、俺はいつもの公園に向かった。
> 到着するなり、俺の眼は野獣と化し、獲物を物色し始める。
> いた!池のほとりのベンチに腰掛け本を読んでいる、ガチムチ筋肉野郎を発見。
> ……俺はそのガチムチ野郎の顔に見覚えがあった。
> 先日、丁度この公園、このベンチで彼女と待ち合わせをしていた奴だ。
> その女のせいで、俺は雄野郎を取り逃がしてしまったんだ。
> ノンケじゃしょうがないな、他を当たろうとも思った。
> しかし、あの全身から発せられる「ホモフェロモン」には抗い難い。
> それに、万が一バイである可能性もある。
> よし、行くぜ!俺は一大決心をし、ガチムチ野郎に声を掛けた。
> 「よ、よう。いい体してんな。お、お、俺と爽快なホモセックスでハメ狂わねえか?」
> ノンケと分かってる奴に声を掛けるのは初めてで、不覚にも声が震えた。
> 「いいぜ。実は俺はバイなんだ。俺のすげぇマラでヒィヒィよがらせてやるよ。」
> 俺の妄想では、ガチムチ野郎はこう言う筈だった。しかし、現実は甘くない。
> 「なんなんですかあなた。気持ち悪い。警察呼びますよ。」
> やはり駄目だったか……。雄野郎は俺を睨みつけると、どこかへ行ってしまった。
> 胸に広がる痛みと、もやもやした得体の知れない感情に耐えながら、俺は思った。
> そうか、俺はハメ狂える相手が欲しかったんじゃない。
> 俺はあのガチムチ兄貴に恋を
> していた……そして失恋したんだ、と。
> まだ俺自身無垢なノンケだった頃を思い出し、俺の目から涙が溢れた。 ,
最後まで読ませやがる(;´Д`)
参考:2009/10/08(木)19時13分58秒