2005/08/13 (土) 22:02:10        [qwerty]
ETV特集  名機ゼロ戦の隠された弱点とは?▽公開された設計メモ
▽ガダルカナルの明暗を分けた新型機投入▽戦闘機設計者の苦闘と見果てぬ夢
「ゼロ戦ニ欠陥アリ」
ETV特集◇日本海軍最強の戦闘機とされていた零式艦上戦闘機(ゼロ戦)。三菱
重工の元設計副主任、曽根嘉年さんの遺品の中に、ゼロ戦の実像に迫る機密資
料が残されていた。新たに発見されたその資料を、航空力学の専門家で東大教
授の鈴木真二氏と作家の柳田邦男氏が読み解く。機密資料は焼却命令に反して
曽根さんが残していたもので、そこには防御力の欠如や急降下能力の不足など
ゼロ戦の隠された欠陥が指摘されていた。ゼロ戦技術者たちが特に問題にした
のは、ゼロ戦21型を改良した後継機32型。32型は燃料タンクの容量が旧型より
少なく、航続距離が1千キロも短くなっていた。その事実からは、前線から欠陥
機とする報告を受けながら有効な対策を講じず、戦局を甘く見積もっていた海
軍の組織的問題が見え隠れする。