その音が 何の音だかわかりますか? はるか遠くの記憶の中に置き忘れてきたような 波の音なのか 風の調べなのか もしかしたら 人々のささやき声だったのかもしれない 今日から明日へと日付が変わる時刻 私はひざを抱えて 抱えたひざの間に頭を沈めて そして ゆっくりと回転しながら 過去と未来を行き来する旅人になる 私の旅は 時空を超えて いつしかひとつの軌道とシンクロする 音が記憶になって 言葉が生まれると やがて神話が生まれる その星は 神話の中でガイアと呼ばれていました ガイアは 豊かな自然に恵まれた水の星 私は目を閉じて 静かに呼吸をしながら その星の音を聴く・・・