2009/12/22 (火) 13:43:33        [qwerty]
しかし、悔やまれるのはストーリーだ。せっかくの映像革命に、なぜもっと夢の
ある話を用意しなかったのか。エコロジー的な暮らしを保つナヴィたちに対し、
人類は明らかに侵略者で、とても居心地の悪くなる話なのである。米国の歴史
を考えれば、ナヴィたちはアメリカ先住民そのものだ。そして、ベトナム戦争や
イラク戦争のイメージも取り込まれている。

 キャメロンは米国の負の歴史を告発したかったのかも知れない。そのメッセー
ジはとても分かりやすいが、分かりやす過ぎて反発を感じてしまった。

通映画批評『 アバター 』|小梶勝男氏
http://www.cinemaonline.jp/review/tsuu/10971.html