【台北=山田周平】 台湾の国防部(国防省)は23日、 中国が自主開発した最新型戦闘機「殲(ジェン)10」をすでに65機配備しているとの情報を公表した。 性能は台湾が持つ米国製戦闘機「F16A/B」に並ぶとしており、 台湾全域のほか日本の一部を作戦範囲に収めているもようだ。 中国が台湾対岸に配備したミサイルは980基以上まで増えたとしている。 65機の殲10は5カ所の基地に配備され、 このうち浙江省の基地の16機は日本の九州全域と中四国の一部を作戦範囲とするもよう。 生産機数は合計で120機前後と予想した。 性能は「F16A/Bと同等だが、改良型であるF16C/Dには劣る」と評価した。