格差の一つが業種間の格差。証券、銀行、発電、保険、石油、鉄道、航空など 独占企業の年収は平均の4~10倍という極めて高い数値を示している。 大卒初任給で倍以上の差がつくこともあるという。 また地域間の格差も深刻。福建省福州市である広告企業に勤める施さんの月収は2000元(約2万6700円)。 ところが同級生の欧さんは深セン市で同じく広告企業に勤め、その月収は4500元(約6万100円)だという。 格差は収入分配の問題である以上に、機会の平等が確保されていないことに由来していると同紙は指摘する。 中国の教育体制、競争環境の不備から、教育などスタート地点で大きな差がついているのが現状だ。