2010/03/20 (土) 05:08:17 ◆ ▼ ◇ [qwerty]お前の心臓を私の手のひらにお乗せ
魂は樹の枝に
身体は羽根の上に
両目のうち、右眼は焼いてつぶしなさい
東の船は出発を遅らせた
私の羽根なら追いつける
冥界が口を開けて追ってくる
お前を欲しがり口を開けている
吹きすさぶ風のメッセージ
記憶を消していく
星は私たちの存在を見届ける生き証人
世界は変化を待ち望んでいる
それは平和、それとも争い?
その答えは誰も知らない
夜明けの瞬間に思いを託して
青い鳥は飛んでいく
王はひときわ喜び人々に滅亡を分け与える
忠実な犬は炎を繰り
砂漠は溶けて海になる
その海を渡れる者は眠りの旅から舞い戻る
私の器をお前に空けた
来世の言葉を刻む柱が
天空を支えているうちに
太陽の敵を斬り分けよ
境界線を越えて旅立つ
その第一歩を踏まなければ
何を躊躇しているの? 今行かねば永遠に行かれない
「その先の世界」を見るのが怖い
だからこそためらっている
同じ過ちを繰り返す
新しい大地に希望を抱いて
青い鳥は飛んでいく
我は時の主人
我は遠方のものを連れ戻すもの
我は二人の戦士を分けるもの 争いの調停者
我は天空の先触れ
我は万物を弾き出すもの
我はマアトを書くもの
我は殺戮の主人
太陽をつかむために腕を伸ばす
手の中に納める
自分たちの弱さを隠すために強いものに憧れる
そのうち光は消えるかも知れない
永遠なものなんて無いのだから
それでも私たちはこの世界を信じる
幸せを求めて
青い鳥は飛んでいく