ここ数日話題のニュースのクロマグロの取引禁止が否決しました。
「ビバ！！マグロ！！」渡哲也さんのあのドスの効いた声が聞こえてきそうな
ニュースです。
「あークロマグロ食べれなくなったらどうしよう！心配！」
と気をもんでいましたが、よくよく考えたら我が家でクロマグロを食べる機会
なんて滅多に、というかほぼ無かったです。取り越し苦労ってやつです。

ちょっと話はズレますが、
「イルカとかクジラは頭がいいから、マグロは絶対数が少ないからＮＧ、牛と
か豚は家畜だからＯＫ」
この辺の議論って究極の答えが無いだけに、多数の原理で是か非か決める事に
なりますよね。なんかこの手の話を突き詰めて話すのって、「タブー」な感あ
りません？日本人は農耕民族だから？それとも人間が動物である事を認識しな
ければならないからでしょうか？　分かりません、禁忌ってやつですかね。

以前に豚の屠殺場に出入りする機会がありましたが、その中の食堂で食べた豚
の生姜焼きが人生で一番美味しかったです。
「よくそこで食べる気になるね！？」と周りからは言われましたが、個人的に
は「なんで？」でした。もちろんそういう感情も理解はできます。しかし、
「屠殺の現場に近いから食べれなくて、スーパーの陳列棚に並んでいるのは食
べれる」という風潮？世論？と自分の考えのズレに初めて気付いた瞬間でもあ
りました。

多数の原理で是か非か決める事も大事ですが、命を食べることに対して真摯に
向き合う事も大事なのかな、とクロマグロの問題を見ていて色々考えました。
でも、
食事前の「いただきます」って一言に、もしかしたら答えは出ているのかもし
れませんね。
長文、駄文失礼しました！