>薄荷アメ 2010/04/10 (土) 00:47:25        [qwerty]
> > 職?なんか小説かいたんだっけ?
> 書いてる(;´Д`)シナリオ作成に必要なスキルだからな
> 
> 不思議な会社
> 
> 「面接もなしに、いきなり採用だった。おかしいとは思ったんだ」
>  就職活動仲間の岩谷に木村が話す。
> 「履歴書は」
> 「それは提出した」
> 「じゃ、履歴書だけで採用決定かい。それはおかしいよな」
> 「おかしかっても採用なんだから、文句はないよ。ラッキーだと思ったんだ」
> 「給料は?」
> 「そこそこある。ボーナスもあるし、保険もある。退職金もある」
> 「で、どんな会社だった?」
> 「オフィス街の端っこにあった。建物は古いかな。伝統がありそうな佇まいさ。創業も古いから、由緒正しい会社なんだ」
> 「それで」
> 「出社日を手紙で知らせてきたんだ。ちゃんとした会社の封筒でね。それが手書きなんだ」
> 「それで」
> 「古い大きなドアを開け、ビルの中に入ったんだ。天井が高くてねえ。レトロビルだよ」
> 「それはいいから、実体はどうだったの」
> 「がらんとしていた」
> 「その建物、社屋なの」
> 「五階建てのこじんまりしたビルだけど、そうだよ」
> 「早く、実体を」
> 「一階なにもないに等しい。証券取引所みたいな。大きな広場のような」
> 「早く」
> 「ああ、その真ん中あたりに、机がぽつんとあってね。そこに人が座っていた」
> 「それで」
> 「木村です。というと、ああって顔で、メガネ越しに僕を見た。まん丸い目玉だったなあ。魚みたいに」
> 「それはいいから、先を話せよ」
> 「そのメガネの目玉男、文庫本を読んでいたんだよ」
> 「ああ……それで?」
> 「後は、よろしくって、立ち去った」
> 「どこへ」
> 「ビルの外へ」
> 「何それ」
> 「で、それで彼と交代したんだ」
> 「何の交代なんだよ」
> 「知らない」
> 「それで」
> 「それで、彼と同じように、その席に座った」
> 「上に人はいるんでしょ。会社の人」
> 「無人なんだ」
> 「じゃ、何、それ」
> 「留守番のようなものかな」
> 「それは、怪しい」
> 「そうだろ。三日ほど、座っていたけど、怖くなってきた。上司もいないし、仕事内容もよくわからない。だけど、机はあるし、居場所もある」
> 「ふつうじゃないけどね」
> 「だろ。だから、一週間後に辞めた。こんなところにいると、きっと危ないことになると、感じたんだ。不自然だよ」
> 「まあな」
> 「さっき引継をしたよ」
> 「誰に」
> 「新しい人に」
> 「その人もすぐに辞めるね」
> 「ああ、条件はいいし、一発で採用なんだから。でも、ただ事じゃない」
> 「あの、俺、そこに就職するよ」
> 「新しい人と交代したんだ。もう席はないよ」
> 「いや、その人も一週間以内に辞めるね」
> 「ああ、なるほど」
> 「俺なら、ずっとそんな感じでいいから。文庫本読めるんだろ」
> 「ああ、座ってるだけだから」
>  しかし、岩谷も一週間持たなかった。
>    了

さっぱりわからねぇ(;´Д`)

参考:2010/04/10(土)00時45分58秒