2010/04/17 (土) 10:53:11        [qwerty]
突然現われた謎のギター弾きが、謎の過去語りをし始めるのですが、これは、もう、これ以上はないと言うほどに陳腐な筋書き。
『これはもはやケータイ小説の筋書きとかそういうレベルですらない!!』と驚愕とともに笑いを抑えられなかったです。
ギター弾きがヘッドホンしながらモノローグを語るシーンとか余りにも陳腐すぎて逆に面白みを感じました。リアル中学二年生がチラシの裏に書いていそうな面白独白を続けるこのシーン、
製作側の意図としては真面目なガチシーンとして作られているだけに、『リアル中二病過ぎて突っ込まずにはおれない独白』
『製作スタッフの一部はこれが本当に面白くて感動的な独白だと思いながら作っているんだろうなあ…』と頭に浮んで吹きました。こんな感じです。

Angel Beats!第3話、ギター弾きのモノローグを一部引用
(ギター弾きの両親の夫婦喧嘩が多かったから)どこにも安らげる場所はなかった。そんなとき会ったのがサッドマシーンというバンド。
私と同じ恵まれない家庭環境で過して、精神的に辛いときは耳をイヤホンで閉ざしたと聞いた。私もそうして見た。全てが吹き飛んでゆくようだった。
ボーカルが私の代わりに叫んでくれる、訴えてくれる。常識ぶっている奴は間違っていて、泣いている奴こそが正しいんだと。孤独な私達こそが人間らしいんだと。
理不尽を叫んで、叩きつけて、破壊してくれた。私を救い出してくれた。

『なぜ突然中二病思考に!?』と突っ込まずにはおれませんでした。辛いときに音楽で心を慰めるというのは分かりますが(僕もそうですし。音楽の美しさには心打たれます)、
突然『常識ぶっている奴は間違っていて、泣いている奴こそが正しいんだと。孤独な私達こそが人間らしいんだと。』という謎の思考にぶっ飛んでしまうのが訳が分かりません。
一体どんな洗脳ソングを聞いたというのでしょうか…。音楽を聞くことで『常識ぶっている奴は間違っていて、泣いている奴こそが正しいんだと。孤独な私達こそが人間らしいんだと。』
と突然悟って救われるという、あまりにも僕の理解を超えた展開がガチにシリアスな、おそらくは感動的なシーンとして流されていることに、もはやアハハハハ…と乾いた笑い以外の何も出ませんでした。