静止衛星が軌道を外れてさまよい始め、ほかの衛星の通信を脅かす事態になっている。 米メディアが11日、「ゾンビ衛星」と伝えた。 「漂流」を始めたのは、米インテルサット(本社ワシントン)の通信衛星「ギャラクシー15」で、 4月5日に制御不能になり、本来の軌道からずれ始めた。他社の通信衛星「AMC11」の軌道に接近 している。衝突の恐れはないが、電波が重なる影響で、AMC11を利用している米国内のケーブル テレビ放送などに障害が出る恐れがあるという。 ギャラクシー15は2005年に打ち上げられ、太平洋の赤道上空3万6千キロ・メートルを地球と 同じ速さで回ることで地球から見て「静止」していた。通常は故障して軌道を外れると通信機能が自動的に 遮断されるが、この衛星は信号を出し続けている。このため、影響を受けそうな衛星を燃料噴射で一時的に 退避させることが検討されている。 信号出してるなら生きてるじゃん(;´Д`)ゾンビじゃないじゃん