> 2010/05/13 (木) 03:50:36 ◆ ▼ ◇ [qwerty]> > まあろくに読まずに書いたんだけどさ
> > ついでに漏れは東にも大して興味はないんだけど
> > 結局のところこの感想ではそのループに陥っちゃうだけだと思うんだよ(;´Д`)
> > しっかりと論じたいなら「よくできた宿題」と批判するべきではなくて
> > もっと論ずることが出来る箇所があるんじゃないかと思う
> いやちゃんと読んでよ(;´Д`)
> 「よくできた宿題」とはそういう意味じゃないよ
> 論じているところはタイトルとわざとずらしてるんだよ
ああゴメン(;´Д`)今他の作業しながらだけど読んでるよ
短い文章かと思って「よくできた宿題」で終るのかと勘違いしてた
一応言っておくと漏れはクォンタムファミリーズは読んでない
それと思想方面は疎いのでそのつもりで
東の「退行」を「退行」と批判するのは安易なのではないかと思うよ
例えば同じ話題だけど物語の外部と内部を安易に分けすぎじゃないかという論点だけど
これは小説として明らかに意図して単純化しているんだろうし
そこをつくのはどうなのかな
漏れは余り有効な批判と思えない
その効果について問うのなら分るけど
小説として書くには「退行」して見せるしかなかったんだと思う
彼の批判も浅田の批判も正しいんだけど東は結局小説が書きたかったんじゃないのかね
デリダの第二期も結局のところやめてしまってると書いてあるように
奇妙なテクストは一発芸として面白いんだけど続けるには不毛だ
むしろ彼は思想家としてデリダなりを学んだからこそその不毛に突き当たって
最初からそれを放棄したんじゃないかと思われてならないよ
推測になるけど恐らく東にしても変な書き方を一度試してるはずだよ
その上で捨てたのではないかしら
だからこそ浅田の批判には真正面から答えなかったんじゃないかと思う
浅田に結局つまらなかったからですとは答えられなかったんじゃないだろうか
もちろん自分の技量では面白くできなかったと答えることはあり得たかもしれないけど
問いとしては何故彼は小説を書きたかったのかに的を絞るしかないんじゃないだろうか
敢えて論じるなら「退行」したのにその成果はあるのかと問うなり
そのスタイルを取った場合にあり得る選択肢を提示するのが批判としては適切だと思う
この感想には「退行」した成果について問う姿勢に乏しい
ただしこのような作品を作ってしまう人がキューブリック程度になり得てもゴダールにはなれないだろう
って指摘は多分正しいだろうね
東はとても器用な人だろうからそれなりの品質の小説を書くことは出来るんだと思う
その先にはこのままでは進めないだろうという指摘は多分正しいんじゃないかな
また思想家としての立場と小説家としての立場を使い分けて逃げている部分があるのは事実だと思う
でも彼はゴダールよりキューブリックになりたいんじゃないだろうか
これ以上は漏れは作品を読んでないので何とも言えない
こればかりはスマンコとしか言えない
見当違いのことを書いてたらごめんね(;´Д`)
参考:2010/05/13(木)03時19分13秒