2010/05/14 (金) 19:22:04        [qwerty]
『ハンナ・アーレントの価値世界について』という論文を作成しました。
(中略)
教授からは、「マチュアー(成熟している)ですね。君は学者になれば大活躍できるだろう。
この論文も、序文を書き添えて、内容を倍ぐらいに引き伸ばせば、法学部卒業後、
助手が三年後に書く助手論文(博士論文程度)の合格レベルをすでに越えている」
(中略)
当時二十一歳の私は、どうやら学問的天才性を見せはじめていたようです。
(中略)
かくして私は、『法律学』や『政治学』の学問性と価値観の不在・貧困に直面し、
東大法学部には、自分が師事すべき教師がいないことを悟りました。
(『新・太陽の法』 341~344頁)