麻枝准はとてもゼロ年代的な作家に見え、実際にその中心にいながら、その すべてからズレていた作家ではないかと思う。だからこそ、麻枝准はいまAB! で、ゼロ年代のすべてをMADで消費し尽くしたあとに、なにか彼の核を純粋な かたちで見せようとしているではないか。そんな期待をもっている