[香港 26日 ロイター] 米アップル<AAPL.O>は26日、中国にある 主要生産委託先の1つ、富士康国際(フォックスコン・インターナショナル) <2038.HK>で自殺とみられる従業員の死亡が相次いでいることについて、 「心を痛めている」とのコメントを発表した。 アップルはこの問題について初めて公に声明を発表し、「このところの フォックスコンでの自殺について悲しみ、動揺している。同社の経営陣と 直接連絡を取り、この問題が極めて真剣に受け止められていることを確信し ている」とした。その上で、同社経営陣が採る対応策についてアップルとし ても独自に評価するとともに、今後もアップル製品が製造される工場の点検 を行っていくと述べた。 広東省深センにある富士康国際の工場は、情報漏れを防ぐために厳しいセ キュリティー体制を敷いていることで知られる。自殺とみられる転落などで 亡くなった従業員は今年に入って9人に上っている。