2010/06/05 (土) 03:22:41        [qwerty]
たとえば風邪を引いてしまって床に伏してしまっているとして
文ちゃんがおみまいにこれで栄養を、と卵を持ってきてくれて
文ちゃんの子ですか?ええ(笑)なんてやりとりを軽くこなすわけですが
体大丈夫なんですか、とすごく聞きにくそうにたずねてきて
体が弱いと風邪引いただけで心配されるな、と自嘲しながら大丈夫ですよ、と微笑みかけると
顔、すごく紅くて熱そうです・・・触ってみても?なんて聞いてくるものだから
なんでその流れで触るのかなとぐるぐる回る頭で考えてると
ひんやりとした文ちゃんの手が額、そしてほほへと滑るわけで
とても、苦しそうです・・・と呟く彼女の憂う顔に自戒と充足に胸を詰まらせ
はぁはぁと息を荒げる私の体は風邪とは別の病に追われさらに熱くなるわけで
私の熱が移ったかのような顔をした文ちゃんがそっと布団をめくると
上においかぶさるようにじっとりとその体を重ねてきて
冷たく暖かな文ちゃんのからだに私の熱が吸収されるとともに
体の毒素のようなものも移してしまっているような気がしてしまい
耳を撫でる文ちゃんの切なげな吐息のその嗜虐性を想像すると俄然興奮してきますね(笑)