2010/06/05 (土) 12:50:30        [qwerty]
○名前を言えば誰でも知ってる某重要組織において、先週、新旧会長の交代パーティーが行なわれた。
鳩山首相が来賓として祝辞を述べた。祝辞が終わった後で、新会長はこう言ってしまったのだそうだ。

「総理はここでご退任されます。皆様、盛大な拍手をもってお見送りください」

○フロイト的な言い間違えなんでしょうけれども、これはさすがにスゴイ。途中で気づいても、
けっして訂正したりしてはいけない、という種類の失敗でありました。いやあ、やりますねえ、新会長。さすがは財界の総本山。

○この予言が的中したかのように、今週、鳩山さんは退任を表明しました。今日は首班指名が行なわれました。
でも、実はまだ鳩山さんが首相のままなんですよね。だって認証式が行なわれていないもの。
菅さんは「首班」に指名されたけど、「首相」にはまだなっていない。「仙谷さんを官房長官に」などと
言っているのは、すべて内定ベースの話です。

○今日中に組閣を済ませてしまえば、こんなことにはならなかった。でも、菅さんは6月8日に
先送りしてしまいました。今朝の時点ですべての閣僚は辞表を提出しているけど、代わりが決まらないから空席です。
今週末は空白の3日間となります。何か突発的な事件が起きたら、鳩山内閣の大臣が対応するでしょう。さすがは危機管理の民主党内閣。

○ちなみに、天皇陛下は6月4~8日は葉山で静養のご予定でありました。
でも、4日が組閣になりそうだから帰ってきてください、とお願いして予定を変更させ、
今日になってやっぱり8日にしましたから、どうぞゆっくりなさってください、と伝えるというのは何というべきか。
以前であれば考えられない失態でありますが、さすが全共闘世代は違う。