2010/06/05 (土) 17:46:09        [qwerty]
こんど、ひとつ、ただ、わけもなく面白い長篇小説を書いてあげましょうね。
いまの小説、みな、面白くないでしょう?
やさしくて、かなしくて、おかしくて、気高くて、他に何が要るのでしょう。
あのね、読んで面白くない小説はね、それは、下手な小説なのです。
こわいことなんかない。面白くない小説は、きっぱり拒否したほうがいいのです。
みんな、面白くないからねえ。
面白がらせようと努めて、いっこう面白くもなんともない小説は、あれは、あなた、なんだか死にたくなりますね。
こんな、ものの言いかたが、どんなにいやらしく響くか、私、知っています。
それこそ人をばかにしたような言いかたかもわからぬ。
けれども私は、自身の感覚をいつわることができません。
くだらないのです。いまさら、あなたに、なんにも言いたくないのです。