「母親の幼児虐待は、生理のころピークをむかえるんですよ。 子供の鼻や目のたかさっていうのは、大人の下半身にちかいでしょ。 だから母親の生理の匂いと、あるいはその血のイメージと、 自分が虐待されるっていうことが、条件反射としてむすびあわされて、 子供にインプットされることがおおいんですよ。 そして子供が成長して初潮をむかえたとき、自分の血の色とその匂いから、 かつての虐待をおもいだして、恐怖反応《パニック》をおこすことになるのです」