2010/06/22 (火) 00:22:45        [qwerty]
たとえば永遠邸に定期健診という名目でからだを開発されつつも通い続けるとして
診察室のよそよそしい薬品の香り、白でまとめられた簡素な室内を眺めるにつき
幾度と無く繰り返された検診を思い起こし焦燥と背徳を覚え自然と息があがり
服越しの触診でほぐされ、ほだされた私のからだは言われるままに服を脱ぎ
冷たい丸椅子にお尻をぺたりとつけ身震いする私の桃色肩に
薬品で少しかさついた手のひらが添えられ、くちびるを寄せる彼女の
するりと垂れた大きな三つ編みが私の足を撫で声を漏らす姿に微笑むと
彼女は結び目をほどき、はらりと舞う銀髪がふとももをくすぐり
三つ編み跡のくせを持つも、しかし絹よりも滑らかな髪が肌にしなだれる感触に酔いしれ
指に絡みすり抜けるさまは霞、舞い降りる芳香は淫靡、彼女の髪はまさしく媚薬そのものであり
しっとりと冷たい心地に熱病は癒されるも、それ以上の熱がわたしをうかすその魔性に
すがるように身を寄せた私の全身をまさにその髪が包み込み
蜘蛛の糸ではなく繭となり私を包み新たな私へ孵化させんとする
その幸福の銀糸が身を撫で、熱を吸う感覚を想像すると俄然興奮して来ますね(笑)