2005/09/03 (土) 23:41:07        [qwerty]
・ロシアの作家、ツルゲーネフの小説『アーシャ』で女が男に愛を語る場面がある
英語に訳すならば単に「I love you」とすれば済む場面だが
明治の文豪、二葉亭四迷はこれをどう邦訳するものか困ってしまった
当時は「愛しています」などと言う日本語は存在しなかったからだ
悩みに悩んだ末に彼が生み出した名訳は
「死んでもいいわ」

・かの夏目漱石が英語の教師をしていた頃
「I love you」を「私はあなたを愛している」と訳した生徒に減点をしてこう言った
「そんな日本語があるか、ここは『月が綺麗ですね』とでも訳せばそれで通じる」