6.日露戦争とアルゼンチンの厚意 日露戦争における放順攻撃で日本は主力艦2隻を失い、 来たるべきバルチック艦隊との決戦に備え、その補強のため必死に努力せざるを得なくなった。 この時アルゼンチンは2隻の軍艦(「リバダピア」、「モレノ」)を日本に有償で譲渡し、 日本朝野に深い感激を与えた。 当時最新鋭のこの2隻の巡洋戦艦は「日進」、「春日」と名付けられ、日本海海戦で偉功を建てた。 また、この時旗艦三笠艦上弾雨の中でアルゼンチンから特派されたドメック・ガルシア観戦武官が戦況に見入っていたが、 ガルシアは後に同国の海軍大臣となった人物で、これらはその後の両国の長い友好の歴史において強い絆となったものである。 日本朝野って何?(;´Д`)