2010/07/07 (水) 05:55:57        [qwerty]
「ゆん!ありすはありすだよ!」
それは大きな赤いリボンをつけた黒髪。
それに不似合いなカチューシャを頭につけた薄汚れたれいむだった。
カチューシャには少女がプレゼントしたはずの星のシールが付いていた。

「ありすだよ!にんげんさん!はやくごはんさんをとってね!」
少女はれいむが何を言っているのかわからない。
「あ、ありすは・・・?」
「なにをいってるの?ありすがありすだよ!ぐずなの?ありすのどれいでしょ!はやくしてね!たくさんでいいよ!」
れいむは少女をありすの奴隷だと思っていたのだ。
ゆっくりは飾りで個体認識をする。
れいむからしてみれは、今自分は完璧にありすに変装している。
ありすのくせに、人間を奴隷にしてきれいな宝物まで手に入れて。
生意気過ぎる。
すべてれいむがいただいてやる。そう思っていたのだ。