> 2010/07/08 (木) 18:43:36 ◆ ▼ ◇ [qwerty]> > 私の知人から息子さんが一人暮らしを始めるから何か良い物件は無いかと相談を受けまして
> > XX駅近くはどうだいと勧めましたらしばらくして彼からいいとこあったよーと連絡を頂きましてね
> > 駅からそう遠くない所の細い道に沿ったアパートの一階のオートロック付きの部屋なんですよ
> > その部屋に越してから一月程経った頃、夜にこたつに入ってうつらうつらとしてると
> > 外から「ようむ、ねえようむ、ご飯まだぁ?」と女性の声が聞こえてくる
> > 徘徊してる老人にしては声が若いから酔っ払いか何かだろうと思ってその日はそのまま眠ったんですよ
> > それから何日か経った夜こたつの中で寝てると何かの声で目が覚めた
> > 「ようむ、ねえようむ」またあの声だ。しかもそれがだんだん部屋に近づいて来てるんですよ
> うわあ~気持ち悪いなあと思ってるとそれが窓の辺りまでやって来てすりガラスにべたぁと張り付いた
> それでもって「ようむ、ねえようむ」と何度も呼ぶんですがそこのアパートの土台は道より高くなってるから
> 脚立でも使わないと窓に張り付く事なんて出来ないんですね
> 自分はようむなんて名前じゃないし関わらない方が良いと声を無視してそのまま眠ったんですよ
> しばらくすると「ねえようむ、明日のご飯はなあに」と例の女の声で目が覚めた
> その女、部屋の中に入って来ちゃってるんだ
> オートロックで気付かれずに部屋の中に入れるなんてこれは絶対人間なんかじゃない
> その女はずりっずりっと傍に寄ってきてこたつ布団越しに耳元にずずずうっと顔を埋めてきて
> 「ねえようむ、明日のご飯はなあに」と聞いて来るんですよ
これは堪らんと「帰ってくださいお願いしますなんまんだぶなんまんだぶ」と頭の中で念仏を唱えながら
女が居なくなるのを待ってたんですが耳元を更にぐぐぐっと押されて
「そんな事やったって帰らないわよぉ」と言われてそのまま気を失ったそうなんですよ
朝になって気がつくと部屋中の食い物が食い尽くされていて余りの恐ろしさに
すぐに実家に帰ってそのままそのアパートには帰らなかったそうです
私そのアパートの近くでやってるヤツメウナギの屋台でそこの女将さんにこの話をしましてね
女将さんが言うにはアパートが建つ前は一軒家にご婦人と子供が住んでたそうで
そこの子供がようむという名前なんですが家出しちゃってそれがショックだったんでしょうね,
ご婦人は家に引き篭もって食い物喉に詰まらせて死んじゃったそうなんですよ
それでそのアパート、未だにあるんです
参考:2010/07/08(木)18時42分11秒