8日付の米紙ニューヨーク・タイムズによると、インターネット上に短文を投稿する 交流サイト「ツイッター」に、イスラム教指導者への敬意を示したのは不適切として 米CNNは同社中東担当のベテラン女性記者を解雇した。 この記者は、CNNで約20年中東報道に携わってきたオクタビア・ナスル氏。ナスル氏は ツイッターに、「中東系の女性」である自分が、今月4日に死去したレバノンのイスラム教 シーア派最高権威のムハンマド・ファドララ師を「尊敬」しており、死去は「悲しい」 などと書き込んだ。 これを読んだ親イスラエルの立場の人々が「CNNは偏向している」と批判。CNNはナスル氏 から事情を聴いた上で「(記者として)判断を誤り、報道基準を踏み外した」との理由で 7日解雇した。