2010/07/10 (土) 17:49:34        [qwerty]
反捕鯨団体「シー・シェパード」が日本の調査捕鯨を妨害した事件で、傷害の罪などで
有罪判決を受けた元船長が10日、強制送還先のニュージーランドに到着し、「捕鯨に
反対する立場に変わりはない」と述べ、今後も反捕鯨活動を続けて行く立場を明らかに
しました。

シー・シェパードの抗議船、アディ・ギル号のピーター・ベスーン元船長は、ことし2
月、南極海で日本の調査捕鯨船団の船に無断で乗り込んだほか、乗組員1人にけがをさ
せた罪などに問われ、今月7日、懲役2年、執行猶予5年の有罪判決を受けました。強
制送還され、10日に母国のニュージーランドに到着したベスーン元船長は、空港で記
者団に対し、「自分が行ったことは正しいことであり、後悔していない。捕鯨に反対す
る立場に変わりはない」と述べました。そのうえで、再び南極海で日本の調査捕鯨の妨
害を行うかどうかについては「まだわからない。裁判の中では南極海には戻らないと約
束したが、ほかにもいくつかやることがある」と述べ、今後も何らかの形で反捕鯨活動
を続けて行く立場を明らかにしました。シー・シェパードは先月、ベスーン元船長を除
名処分にしていますが、判決後、代表のワトソン船長は、裁判を有利にするための法廷
戦術だったとして、除名を撤回する方針を示しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100710/k10015657481000.html