2010/07/10 (土) 18:05:04        [qwerty]
昔、ファンデンブリンクというオランダの銀行の頭取と東京電力を表敬訪問をしたときに、のっけから、

 " We expect a strong recovery of economics of East-South Asia,
 which will give you many financial chances・・・・"

 とやられたて、参ったな~と思った記憶があります。

東京電力は東京の電力会社なのに、東南アジアの経済が回復するとなんで
融資の必要性が増えるのか・・・全く不明ですよね。多分まじめに訳したら
頭のよろしい東電の方は「ははー、東南アジア向けの輸出が増えて日本企業の
電力需要があがるとお考えなんでしょうか・・・」ってなもう訳のわからん会議になる訳です。

頭脳明晰な読者にはお見通しのように、このオランダ人のおっさんにとっては
日本、というのはあくまでも東南アジアの一部という認識なのですよ。
だから東南アジア経済の回復という言語には当然日本が含まれる訳です。
これ、地理学的には間違っていないのかもしれませんが、考えても見て下さい。
その他東南アジアの全てのCDPをあわせても日本の方が大きい訳で日本経済の回復は
東南アジア経済全体の回復には寄与しますが、逆は大きさから考えて無理なわけですよ。

まあ、彼らはそういう頭脳構造になっているということは知っておいていいでしょう。
従ってぐっちーはこのとき「日本をはじめとする・・・・」と本文にない言葉を補った訳ですが、
相手が多少でも英語のできる人だと間違いなくあとでもめます。