2005/09/05 (月) 16:34:33        [qwerty]
それから、一つ、とてもてれくさいお願いがあります。
ママのかたみのダッフルコート。
あれを姉さんが、空白が来年の冬に着るようにと縫い直して下さったでしょう。
あのダッフルを、僕の棺にいれて下さい。僕、着たかったんです。
夜が明けて来ました。永いこと苦労をおかけしました。
さようなら。
ゆうべのお酒の酔いは、すっかり醒めています。僕は、素面で死ぬんです。
もういちど、さようなら。
姉さん。
僕は、貴族です。