2005/09/06 (火) 03:57:39 ◆ ▼ ◇ [qwerty]2005年09月05日 19:45am PT
米国の連邦検察当局は5日(米国時間)、
米軍および米航空宇宙局(NASA)が運営する92のコンピューター・ネットワークに
侵入したとして、イギリス人のコンピューター管理者を起訴した。
容疑には、2004年12月24日のクリスマスイブに、
メリーランド州の国防総省のシステムを停止させた侵入も含まれている。
検察側によると、被害を受けたコンピューター・システムのうち14システムは
米国防総省本部(ペンタゴン)で使用されていたものだという。
メリーランド州におけるマッキノン被告の起訴理由は、
同州フォート・ジョージ・C・ミードで、国家安全保障局の
300台のコンピューターを結ぶネットワークに不正に侵入し、
950のパスワードを盗んだというもの。
システム全体が1週間にわたって事実上停止に追い込まれたという。
クリストファー・J・クリスティー連邦検事は、
「これは重大な侵入であり、われわれが国家として、
あらゆる防衛力を集結してさらなる攻撃に備えなければならなかったときに、
きわめて重要な軍のコンピューター・システムに対して行なわれた」と述べた。
クリスティー検事によると、有罪が確定した場合、
マッキノン被告は最高で25年の連邦刑務所への収監、1億5000万ドルの罰金を命じられるという。
この侵入により、ワシントンの軍管轄区で使用するネットワークも操作不能になったとされる。
[日本語版:平井眞弓/高森郁也]