2010/07/23 (金) 17:41:45        [qwerty]
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色紙を持って「雄星くん、サイン一枚いいかな」と頭を下げてお願いした。誰も彼に気付いていない。 
わんさか人だかりができていたりするなら避けたい気持ちもわかる。 
すると菊池の口からやっと出た言葉が「無理」の一言。こっちを向くこともなくそれだけだ。 
吉野さんが「サインの一枚何で無理かな」と言うと驚愕のワンフレーズ。 
眉間にシワを寄せて「あ~!?」と悪態をついたのだ。 
まさにそれは世間も都会も知らないただの“田舎ヤンキー”である。 

菊池に吉野さんが近づいて「雄星くん」とそ~っと声をかけるとフルシカトだ。 
俺達は、なんだこりゃ!? と頭にくる。当然だ。競輪選手にそんな選手いない。ふつうにいない。 
さらに事態は悪化する。声をかけられたくないならその辺ウロウロしてなけれればいいのに 
わずか30メートルくらいのところで携帯をいじくっているのだ。 

そうなると別に嫌じゃないんかな? とこっちは考えてしまいアタッカー・吉野さんの再チャレンジ。 
色紙を持って「雄星くん、サイン一枚いいかな」と頭を下げてお願いした。誰も彼に気付いていない。 
わんさか人だかりができていたりするなら避けたい気持ちもわかる。 
すると菊池はまたもフルシカト。 

あきらめないアタッカー吉野さんは「一枚たのみますよ。」 
すると菊池の口からやっと出た言葉が「無理」の一言。 
こっちを向くこともなくそれだけだ。 

さすがにキレかける吉野さん。「何だその態度?」と一発食らわすと 
菊池は急に早歩きになり後ろを何度か振り返りこっちを睨みつけながら新幹線の改札を入っていった。