「男は皆ゲイなのさ」 電車のボックスシートに向かい合って座っていた先輩が唐突にそう言った 「男は皆ゲイ」 僕はそれを繰り返した 「そうさ 普段ノンケを装っているゲイ程 心の中では男に対する欲望でいっぱいなのさ 一つ例をお見せしよう」 そう言うと先輩はおもむろに肉棒をとりだしてしごき始めた 僕の後ろで女の悲鳴があがった しかし僕の目は肉棒に釘付けだった 先輩のピストン運動は力強く ますます荒くなる呼吸はSL機関車を思わせた