参院選福岡選挙区で当選した民主党の大久保勉氏(49)の街頭演説会場に 拳銃と実弾を持って現れ、銃刀法違反容疑で逮捕された無職高瀬正二郎容疑者(71)が、 「米国に従属的な民主党政権を批判するため、民主党候補の演説を狙った」と 供述していることが25日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、高瀬容疑者は「米国と対等な関係を唱えた鳩山内閣に期待していたが、 菅首相は米国追従の姿勢を見せた」などと供述。会場で大久保氏の陣営スタッフにマイクを 借りようとして拒否されたため「拳銃を突きつけてマイクを奪い、意見を述べるつもりだった」と 動機を説明しているという。