2010/08/01 (日) 15:31:03        [qwerty]
リボソームはコドンに応じてtRNAが運んでくるアミノ酸を連結させペプチド鎖
を作る反応を触媒する。小サブユニットには暗号解読センター(decoding 
center)があり、mRNAのコドンを1つ1つ解読してtRNA と結合させる役割を
もつ。大サブユニットにはペプチジル転移酵素中心(peptidyl transferanse 
center)がありペプチド結合の形成に働く。[3]ペプチド結合形成の触媒作用
の中心的な働きは、タンパク質ではなく厳密に折りたたまれたrRNAが担ってい
る。rRNAはリボソーム内部でコアを形成し、リボソームタンパク質は通常リボ
ソーム表面に存在して折りたたまれたrRNAの隙間を埋めている。リボソームタ
ンパク質の主な役割はRNAコアの安定化である。この他、翻訳の開始・終結
地点の決定、翻訳の制御・維持などもタンパク質が行っている。