夏の日の夕方 学校から帰ると僕たちはみんな真っ白なシャツを着て 色の剥げた貨物船のような倉庫のある細い道に集まり それから川の堤に駆け登るんだ みんなで影を連れてね 夕日が太い煙突に吸い込まれるまで 影踏みをして遊ぶんだ 影を踏もうとすると 影は驚いた魚のように逃げたっけ