2010/08/25 (水) 11:43:35 ◆ ▼ ◇ [qwerty]http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20100825014.html
“いじる”という名のいじめ 命絶った「真っすぐな」中3
刻み込むような強い筆圧の文字だった。「いじめられている友達を護れなかった」と遺書を残し、
川崎市で6月、市立中学3年の男子生徒=当時(14)=が命を絶った。
「真っすぐで正義感が強い子だった」と両親は悲しみに暮れる。学校は、周囲は、なぜ彼と友人を救えなかったのか。
生徒は6月7日、自宅トイレで硫化水素を発生させ自殺した。そばにあったA4判の紙に、こうつづられていた。
「困っている人を助ける。人の役に立ち優しくする。それだけを目標に生きてきました。
でも現実には友達(実名)も護れなかった」
「息子のこんな丁寧な字は見たことがなくて」。母親(44)は読み返すたび、涙があふれる。
遺書には「友達をいじめた」と生徒4人の実名も書かれており、市教育委員会が調査委員会を設置。
生徒が通う中学で「うざい」「死ね」と言ったり、ズボンを下ろしたりする行為があったと分かった。
生徒もいじめられた友達をかばううち、こうしたいじめの標的にされたとみられる。
母親は「今思えば、兆しはあった」と感じている。
昨年10月の面談で「お子さんはいじられキャラですね」と言った担任の言葉。
「いじるとは上下関係があるということ。学校が気付いてくれていれば…」と父親(46)は言う。
今年3月ごろには「友達がいじめられている」と生徒が母親に漏らしたこともあった。
「あなたとほかの友達で助けてあげなさい」と促した母親は
「それで『自分もいじめられている』とは言い出せなくなったのかも」と悔やむ。
生徒は野球部に所属し、友人が多かった。葬儀後、同級生らが毎日のように家を訪ねてくれた。
「いじめを止めたら自分も対象になるから、何も言えなかった」と打ち明けた子もいた。
母親は「今は『いじる』という言葉で、いじめを容認する雰囲気がある。苦しんでいる子は多いはず。
どうか息子のようにあきらめないで」と願っている。
ワラタ(;´Д`)