2005/09/09 (金) 18:41:37        [qwerty]
「男性更年期障害」

更年期障害といえば、以前は女性特有の病気と思われていた。
しかし最近は男性にも更年期障害があるとの認識も定着してきた。
欧米ではADAM(高齢男性における男性ホルモン低下)という呼び名も使われる。

全国でもいち早く男性更年期障害の専門外来を設けた札幌医科大学付属病院で
治療にあたっている伊藤直樹・同大学助教授は「男性ホルモンが加齢とともに
減少するのは以前から知られていました。最近、男性更年期障害が注目されだしたのは、
ホルモン研究や測定方法が進歩し、体にどう影響するか具体的に分かるようになったからです」と説明する。

男性ホルモンにはさまざまな働きがある。性欲・ぼっ起能力、体内脂肪と筋肉量、骨、記憶力、精神状態、
赤血球を増やすなどの機能と関係してくる。男性ホルモンの分泌量を調べた研究では、
20代前半をピークに徐々に分泌量は減っていく。

個人差もあるが、40~50代を境に落ち込みが目立つようになる。
男性更年期障害が表れる時期と一致している。
症状としては気力が出ない、集中力低下、不眠、不安感、イライラ、性欲低下、発汗、頭がもやもやする、
ぼっ起障害、ほてりなど。複数の症状が出るのも特徴になっている。